2006年2月28日(火)「しんぶん赤旗」
民主党メール問題
政党・野党のあり方が問われている
記者会見で市田書記局長
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日本共産党の市田忠義書記局長は二十七日、国会内で記者会見し、民主党の永田寿康衆院議員が指摘した「送金メール」をめぐる問題について「政党のあり方、野党のあり方が問われている大事な問題だ」と述べました。
市田氏は「政府・与党の疑惑を追及しようとするならば、追及に使う材料や資料は間違いのないものでなければならない」と語りました。
市田氏は「不確かな『証拠』で他党を攻撃することは、どの党であってもやってはならないことだ」と強調。「日本共産党は、材料提供があったときには念には念を入れて裏を取り、党として確証が持てるというときに、そうした資料を使った」と述べ、防衛施設庁の“圧力メール”問題、日米核密約問題、機密費問題についての日本共産党の追及の経験を紹介しました。
一部に「野党は100%確実な証拠など得られるはずがないのだから、少々怪しい内容でも追及の材料にしていい」との意見があることについては、「そういうことにはならない」と批判しました。