2006年2月17日(金)「しんぶん赤旗」
出産費用自己負担分助成します
共産党の条例提案 形変え実る
港区
港区は、四月一日から出産する区民に、出産費用の自己負担分を助成することを決めました。二〇〇六年度予算案に事業費約一億二千六百万円を盛り込みました。同区は、都内で初めての制度としています。
新設する助成制度は、区内でかかる標準的な出産費用五十万円の枠内で、公的医療保険から支給される「出産育児一時金」(健保は三十万円、国保は三十五万円)を差し引いた額を助成するものです。赤ちゃんが双子の場合は計六十五万円、三人以上の場合は一人につき十五万円を加算した額を対象とし、所得制限は設けません。
日本共産党港区議団は、昨年十二月の定例議会に、出産に際し十万円の祝い金を支給する「出産祝い金の支給に関する条例」を議員提案していました。党区議団の提案が、形を変えて実ったことになります。