2006年2月17日(金)「しんぶん赤旗」
京都府知事選
著名7氏 アピール
京都と日本の著名な作家、知識人ら七氏が十六日、目前にせまった京都府知事選(三月二十三日告示、四月九日投票)に立候補する衣笠洋子さんへの支持を呼びかけるアピールを発表しました。アピールは「憲法いかし、心かよう、あったかい政治の実現へ衣笠洋子さんに期待する」と題するもの。
呼びかけ人七氏は、作家の井上ひさし、随筆家の岡部伊都子、日本母親大会実行委員長の木村康子、狂言役者で演出家の茂山千之丞、哲学者で評論家の鶴見俊輔、本山修験宗宗務総長の宮城泰年、俳優の米倉斉加年の各氏です。
アピールは、小泉内閣が「構造改革」の名で進めてきた弱者切り捨ての「勝ち組」応援政治に、ノーの審判を府知事選で下そうと呼びかけ、蜷川民主府政が「憲法を暮らしのなかに生かそう」の垂れ幕を府庁に掲げていたように、京都は憲法と平和の都だと指摘。府知事選は日本国民の「憲法九条を守れ」という思いを代表して示す機会であると強調しています。
さらに京都府政が国とは違う「住民が主人公」の道を歩んできたことを示し、時代の分かれ目を感じさせる今、衣笠さんに「心かよう、あったかい政治」を期待すると表明。アピールへの賛同を訴えています。