2006年2月17日(金)「しんぶん赤旗」
ギリシャ大使館の政務参事官と緒方副委員長が懇談
日本共産党の緒方靖夫副委員長(国際局長)は十六日、都内のギリシャ大使館を訪問し、ポリクセニ・ペトロプル政務参事官と懇談しました。緒方副委員長は、一月に開かれた日本共産党第二十四回大会への同参事官の出席に感謝を述べるとともに、欧州やアジアの情勢などについてなごやかに意見交換しました。
ペトロプル参事官は、「大会への参加はたいへん有益な機会であり、楽しみました。特に内外情勢の分析を興味深く聞きました。外交官を大会に招くというイニシアチブを今後も続けていただきたいと思います」と感想を語りました。
緒方副委員長が、大会で強調された、世界で平和の共同体づくりが進んでいることに触れると、同参事官は、「欧州ではかつて敵だった国同士が今では友人となっている。各国が多様性を尊重し、お互いに歴史を理解して克服してきたからだ」と強調。欧州連合(EU)やバルカン諸国の発展を紹介し、共同体の発展が「繁栄、安定、安全をもたらす」と話しました。
同参事官からは日本と近隣諸国との関係悪化について質問が出され、緒方氏がそれに答え、さらに日中関係や日本・EU関係などについても意見交換しました。このほか、日本と欧州の政治風土、文化の違い、ギリシャの民主主義の歴史などに話題が広がりました。