2006年2月8日(水)「しんぶん赤旗」
小泉「医療改革」に反対
テレビ番組 小池政策委員長が負担増批判
日本共産党の小池晃政策委員長は、六日放送のテレビ朝日系番組「たけしのTVタックル」に出演し、「国民の悲鳴を聞け これでいいのか小泉医療改革」をテーマに議論しました。
番組では、政府・与党が今国会に提出を予定している医療制度「改革」法案で、高齢者の患者負担の引き上げ、長期入院患者の食費、居住費の負担増が計画されていることが議論になりました。
自民党の武見敬三参院議員が「患者の負担は、できるだけ、これ以上増えないようにしなければいけない」と発言。
小池氏は、小泉内閣のもとで、七十歳以上の高齢者の医療費負担が定額から原則一割に(二〇〇二年十月)、健康保険のサラリーマン本人負担は二割から三割に引き上げられた(〇三年四月)ことを指摘。「負担がどんどん増えている。このままだといずれ、四割、五割(の負担)になるんじゃないか。そういう心配もある。『負担を増やさない』というのなら、今度の法案に反対すべきだ」とのべました。
武見氏は「郵政(民営化法案)のときみたいに、党議拘束に反して反対票を入れたら『除名だ』『刺客を送るぞ』とやられたら、党の決定と違うことはできない」とのべました。
医療事故の問題で、小池氏は「事故の真相究明や被害者救済のための第三者機関が日本にはないのが問題だ。航空機事故とか列車事故などの場合には調査委員会がある」と指摘。医療問題でも独立した第三者の調査機関をつくる必要があると強調しました。