2006年1月24日(火)「しんぶん赤旗」
外国の党・組織からの党大会へのメッセージ
−続報−
■ハンガリー労働者党
親愛な同志のみなさん。
ハンガリー労働者党を代表して、日本共産党第二十四回大会と党員のみなさんに心からの同志的あいさつを送ります。
私たちハンガリーの共産主義者は、日本共産党中央委員会が第二十四回大会に提示した政治的文書を大きな関心をもって研究しました。私たちは、資本主義と新自由主義に反対し、勤労大衆の権利のため、社会主義のために日本の共産主義者がすすめてきたたたかいと取り組みに全面的な連帯を表明します。
ハンガリー労働者党は、共産主義者の英雄的なたたかいであった日本共産党の歴史的歩みに深い敬意を抱いています。私たちは、マルクス主義を日本の具体的な条件のもとで実現し発展させてきた日本共産党の一貫した政策に称賛の意を表します。
私たちは、貴党の政策が日本社会の根本的な変革を可能にすると確信しています。私たちは、経済的民主化をめざす改革を実現し、生活水準を守り、日本経済の健全な発展のために努力するという貴党の政策を大きな関心と共感を持って見守っています。
ハンガリー労働者党は、日本共産党が国際的な共産主義運動の重要な構成部分であり、その経験は私たちすべてにとって大きな財産であると考えています。私たちは、自主独立と一貫した平和主義の方針を、各国共産党間の友好と互恵の関係にとっての重要な基礎として支持します。
ハンガリー労働者党を代表して、私たちは、わが党と日本共産党との伝統的な関係と協力を強化したいという希望を再確認します。両党の協力は、資本主義と戦争に反対し、民主主義、社会主義、平和を求めるたたかいを継続するための確信と力を与えるものです。
親愛な同志のみなさん。ハンガリー労働者党は、労働者の権利を守り、新自由主義政策に反対し、親米一辺倒のハンガリー外交に反対するたたかいを続けます。私たちは、共産主義の理想を実現する決意を強め、大衆との協力を広げます。私たちは、ハンガリー社会の根本的な変革、社会主義の実現のためにたたかっています。
貴党のたたかいが成功しますように。
同志的あいさつを送ります。
ハンガリー労働者党中央委員会
■ブラジル共産党(PCdoB)
親愛な同志のみなさん。
ブラジル共産党(PCdoB)の中央委員会と党員を代表して、私たちは日本共産党の第二十四回大会が大きく成功することを希望します。
私たちは、国内および世界のテーマについてあなたがたの大会がおこなう分析が、日本の労働者階級の利益と結びついたすばらしい決議に実ることを確信しています。
あなたがたの第二十四回党大会は、覇権主義的で好戦的なアメリカの政策のために、諸国民の平和と安全が脅かされている重大な時期に開かれます。
民主的、平和的で、社会主義の世界に到達するという同じ理想に向かって日本の同志たちがたたかっていることは、ブラジルの共産主義者にとって光栄あることです。
ここブラジルで私たちは、国民と政府が新自由主義を乗り越える新しい道を見いだせるように、民主的で進歩的な成果を深めるためにおおいに努力しているところです。
私たちはあらためて、日本共産党との友好と連帯のきずなを強める意向であることを強調するものです。
兄弟的なあいさつをもって。
ブラジル共産党 国際関係書記 ジョセ・レイナルド・カルバリョ
■ブラジル社会主義人民党
親愛な同志のみなさん。
あなたがたの数百万人の党員、友人、支持者、有権者だけでなく、世界の民主的、進歩的な勢力が大きな期待を抱くなかで開催される、みなさんの第二十四回大会にあたり、日本の共産主義者への祝辞を送ることができるのは、望外の喜びです。
数十年におよぶ私たち両党の歴史的な関係を強調しすぎることはありません。それは、普遍的な諸原則と価値、とりわけ平和の擁護および外国の概念を有効とする傾向を一掃する展望をもった諸国民の兄弟的な関係の擁護、国家によるものも含むあらゆる形のテロリズムの非難、自由と民主主義の拡大と強化、地域的、社会的格差の解消、科学技術の前進の統一、環境の保全と持続可能な発展を基礎とするものでした。
両党関係を構成するこうした強固な基礎にくわえ、私たち両国民の交流というもうひとつの歴史的要因も考慮すべきでしょう。両国民は地理的には大きく隔てられていますが、二〇〇六年に最初の日本人移民のブラジル到着から百年目を迎えます。彼らはブラジルに定住するうえでもっとも過酷な困難に直面し、ブラジル人とともに相互に利益となる豊かで多様性に富んだ建設を進めてきました。さらに一九八〇年からは、ブラジル生まれの日系人が、ブラジルを離れて日本に向かいました。彼らは出稼ぎと呼ばれます。
親愛な同志のみなさん。
よくご存じのように、わが国では初めてのことですが、経済的にも社会的にもエリートと呼ばれる階層の出身ではない、北東からの移住者であり元金属労働者のルイス・イナシオ・ルラ・ダシルバが共和国大統領になりました。二〇〇二年の選挙での彼の圧倒的な勝利は、労働党のもっとも重要な指導者として、ブラジル人のなかの、とりわけ勤労層や文化関係者の間で支持を得てのもので、左翼諸政党にもわが国の新しい道への自然な期待を提供するものでした。
社会主義人民党は大統領選挙の第一回投票時に独自の候補者を擁立し、10%を獲得しました。第二回最終投票では、社会主義人民党はルラを支持し、この金属労組指導者の勝利のために重要な貢献をしました。
一九八〇年代のポーランドのレフ・ワレサと同じように、ルラ大統領は、彼の政権の最初の二年間では、彼と彼の党によってもたらされた積極的な展望を不健全な形で破産させ、刷新能力のなさが逆説的な形で示されました。加えてこの八カ月間、行政の無能力ぶりと民主主義の欠如、汚職が混在する、わが国でもっとも困難な危機のひとつを生み出しています。
豊かな国でありながら世界でもっとも不平等な国のひとつであるブラジルの、国民多数の利益のためのプロジェクトとは逆に、ルラと労働党はもはや権力のためのプロジェクトしかもっていないことは明白になっています。権力にとどまる意図から、彼らは選挙での公約実行を無視し続け、求められていることに強く抵抗し、なによりも、わが国の保守主義と後進性を代表する諸政党との同盟をつくろうとしています。
その結末が予想できない危機的状況のもとで、私たちは、左翼および民主中道勢力間の全国的統一のための新たな提案をおこなうことを探求しつつ、国の実質的な変革のための計画をもった候補者を持つことになるでしょう。
第二十四回党大会が大きな成果をあげ、日本共産党の理論と行動の提起がいっそう強固になるよう期待するとともに、この重要な行事に、私たちの代表として国際関係全国書記のジナ・リダ・キノシタ同志が出席できることをうれしく思います。
兄弟的あいさつをもって。
ブラジル社会主義人民党 全国議長 下院議員 ロベルト・フレイレ