2006年1月24日(火)「しんぶん赤旗」
医療改悪反対ともに
各団体と共産党が集会
「医療改悪を許すな!院内集会」が二十三日、参院議員会館で開かれ二十二団体の五十人を超える人が参加しました。
集会は、国民に負担を押しつける医療改悪を許さないために各団体と意見交換し一緒にたたかいをすすめようと日本共産党国会議員団がよびかけ開いたもの。小池晃、吉川春子、井上哲士各参院議員、高橋千鶴子、笠井亮各衆院議員が出席しました。
小池議員が通常国会に提出される「医療制度改革関連法案」の内容について説明しました。小池議員は、七十歳から七十四歳までの医療費の自己負担を一割から二割に、若年層を含む高額療養費の自己負担限度額を引き上げる―など、今回の“改革”は国民全体にかつてない負担を押しつける大改悪だと批判。年間三千億円を超える国民負担増になる「医療制度の改悪反対に全力をあげる」と訴えました。
参加者から「高齢者だけでなく、団塊の世代、現役世代にも負担押しつけが広がる医療制度の改悪を許さないために、ビデオやDVDを使い学習し、反対運動を広げる」(中央社会保障推進協議会)、「老人クラブに申し入れるなど改悪反対で国民過半数の支持を獲得する運動をすすめている。二月九日の一万人集会までに百万人の署名を集める」(全日本民医連)、「仕事を終えてから透析をする患者の夜間加算を削るような動きもある」(全国じん臓病協議会)、「診療報酬を引き下げ保険外負担を増やすことは、患者負担を大きくする」(全国保険医団体連合会)などの発言が続きました。