2006年1月24日(火)「しんぶん赤旗」
嘉手納基地の議員立ち入り拒否
沖縄市議会が抗議決議
沖縄市議会は二十三日、臨時議会を開き、「沖縄市議会議員の米軍嘉手納基地への立ち入り拒否に関する抗議決議(意見書)」を全会一致で可決しました。これは米空軍嘉手納基地所属のF15戦闘機墜落に抗議するため、同基地を訪れる予定だった市議会代表の一人、池原秀明市議(日本共産党)の立ち入りを、同基地が拒否したことに強く抗議する意思を示すものです。
決議・意見書は「憲法で規定されている『議会』において議決された抗議行動に対して、『議員』の立ち入りを拒否することは議会制度を否定するものであり、米軍が常に唱える『よき隣人』にはほど遠く、住民を無視するもので米軍に対する不信感は頂点に達している」と厳しく指摘。米軍当局が行った「立ち入り拒否」について、その理由を明らかにすることを求めています。