2006年1月22日(日)「しんぶん赤旗」
喫煙シーン禁止すべき?
インドで閣僚が論争
【ニューデリー=豊田栄光】映画やテレビドラマにおける喫煙シーンを法的に禁止すべきかどうか―インドでは保健相と情報・放送相の二人の閣僚が論争しています。
ラマドス保健相は「たばこを吸い始めたきっかけに、アイドルの喫煙シーンをあげた子どもは52%に上る」との研究調査結果を示し、禁止を主張しています。
すでに民間のビジャヤテレビは、青少年に有害な影響を与えるとして、喫煙シーンの映像をカットして放送するようになっています。
一方、ダスムンシ情報・放送相は「徹底禁止は実行不可能だし、現実的でない」とのべ、法的禁止には否定的です。
すでに省として、映画会社や脚本家など制作者側に、「喫煙シーンを魅力的に表現しないよう」に求めるキャンペーンを始めています。