2006年1月20日(金)「しんぶん赤旗」

羽越線事故

被害補償、安全確保を

高橋議員、JR東に申し入れ


 昨年十二月二十五日に山形県庄内町で起きたJR羽越線の脱線事故で、日本共産党山形県委員会と地方議員団は十九日、高橋ちづ子衆院議員とともにJR東日本本社(東京都渋谷区)を訪れ、被害者への補償、原因究明と安全の確保を申し入れました。

 要請団は(1)遺族、被害者への迅速かつ誠実な補償(2)事故原因の徹底究明、再発防止のための万全な対策(3)鉄道輸送の総点検と、輸送の安全確保、信頼回復に努める―の三点を申し入れました。

 応対したJR東日本総務部の北原政雄国会担当部長らは「ご指摘はまったくその通り。原点に立ち返って安全の向上に努めたい」とのべ、当面の対策として(1)現場周辺での風速計の増設(2)現場付近での時速四十五キロの徐行(3)風による運転規制の強化(早め規制)(4)風速計と連動して列車を停止させる信号機の設置(5)現場付近の二・三キロの区間への防風さくの設置―などを実施すると説明しました。

 遺族、被害者への補償については「具体的なことはこれからだが、一人ひとり担当者を配置して誠心誠意対応していく」と答えました。


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