2006年1月15日(日)「しんぶん赤旗」
社会的連帯と反撃が未来開く
歴史的な日本共産党24回大会
決議採択し閉幕
綱領と決議指針に本格的前進を
■144人の新中央委員会を選出
十一日から静岡県熱海市の伊豆学習会館で開かれていた日本共産党第二十四回大会は十四日、新しい綱領を指針に二年間の豊かな活動にもとづいた活発な討論で練り上げられた大会決議案、「衆議院小選挙区選挙供託金支援基金」設置案、中央委員会報告と結語をそれぞれ全員一致で採択。大会決定を先頭に立って実践する百四十四人の新中央委員会を選出し、四日間の幕を閉じました。新しい中央委員会の第一回総会を受けて、浜野忠夫中央委員が新人事の選出経過について報告。新三役として、幹部会委員長に志位和夫、書記局長に市田忠義、幹部会副委員長に石井郁子、緒方靖夫、浜野忠夫の各氏が選ばれたことを紹介しました。
■新3役決まる
幹部会委員長 志位和夫氏
書記局長 市田忠義氏
副委員長に石井、緒方、浜野氏
■不破氏、議長職退く
報告のなかで浜野氏は、不破哲三氏が議長職を退いた今回の人事について、不破氏の申し出を真剣に検討した結果であることを説明しました。
続いて不破氏が、議長職を退くことをなぜ申し出たかの問題とあわせて、一九七〇年に書記局長に選出されて以来の三十六年間を振り返り、日本政治における日本共産党の位置の問題について発言しました。
◇ ◇
午前九時半に始まった大会最終日は、志位委員長が、大会決議案、中央委員会報告についての結語をのべました。
続いて、補強・修正をした大会決議案、「衆議院小選挙区選挙供託金支援基金」の設置について、中央委員会の報告と結語を、それぞれ全員一致で採択しました。
役員選考委員会、役員選挙管理委員会、資格審査委員会の各報告を確認した後、中央役員の選挙が行われました。投票の結果、中央委員百三十人、准中央委員十四人の全員を信任しました。
新しく選出された中央役員が、壇上で一人ひとり紹介されました。
最後に、志位委員長が閉会のあいさつに立ち、「新しい綱領と大会決議を縦横に活用して、日本の進路と党を語り合い、強く大きな党をつくろう」と呼びかけると、会場は大きな拍手に包まれました。