2006年1月14日(土)「しんぶん赤旗」
共産党大会3日目
政治変える力確信
熱気の中、討論おわる
静岡県熱海市の伊豆学習会館で開かれている日本共産党第二十四回大会は、三日目の十三日、二十一人が発言し、熱気あふれる討論を終えました。三日間の討論を通し、五十八人が発言しました。
三日目の討論では、職場・地域・学園で強く大きな党建設を進め、国政・地方政治を変える決意が相次ぎました。
憲法闘争本部長の上田耕一郎副委員長は、憲法擁護闘争の展望を明らかにしつつ、「質量ともに強大な党建設をすることこそ、憲法闘争の政治的組織的保障にもなる」と強調しました。
大阪の損保支部の代議員は、職場で千筆を超える憲法署名を集めた経験や、「いまの状況では未来に希望がもてない」と入党を決意した若者もいることを紹介。埼玉県の代議員は、系統的に職場支部の指導・援助を行う大切さを指摘し、神奈川の代議員も新たな前進をめざす労働組合運動と党の活動について発言しました。
合併後の定数一の増員選挙で勝利した香川県高松市議の代議員は、強制合併に広範な住民の怒りが広がり、選挙後二十九人が入党した激変ぶりをリアルに報告。茨城県、三重県松阪市、熊本市、福井県丸岡町の議員からもいっせい地方選を勝ち抜く決意が語られました。
立命館大学の学生代議員は「現実と向き合う学び」「社会を変えていく確かな展望をつかむことができる学び」「綱領と結びついた世界観をもった学び」の“三つの学び”を柱に、民青同盟・党員拡大を進めてきた経験を紹介しました。
長野県の諏訪・塩尻・木曽地区委員長が、党員・機関紙とも前大会水準を超えた教訓を述べたのをはじめ、多くの発言者が「政策と計画」にもとづく支部活動について報告。山梨県の巨摩地区委員長は、合併に伴う自治体の党建設のためにも補助指導機関が重要だ、と強調しました。
山口県岩国市、鹿児島県、神奈川県の代議員からは、米軍再編にたいする自治体・住民ぐるみのたたかいと、それを支える党活動の重要性を語りました。
■きょう最終日
■CS通信で中継
■インターネットでも
党大会最終日となる十四日の議事については、CS通信、インターネットでも見ることができます。開始は午前九時半からです。
■来賓3氏があいさつ
大会三日目、国内来賓として、消費税をなくす全国の会の杵渕智子事務局長、非核の政府を求める会の中嶋篤之助常任世話人、日本平和委員会の千坂純事務局長の三氏があいさつしました。
■中央役員候補者名簿を提案
■浜野副委員長が説明
大会は三日目の午後、新しい中央役員の選出にかんする議事に入りました。
討論のあと、「中央委員会の選出基準と構成について」を確認。浜野忠夫副委員長が、中央委員会が推薦する中央役員候補者名簿を提案し、提案にあたっての説明をおこないました。
浜野氏は、中央委員百三十人、准中央委員十四人、計百四十四人の名簿の特徴と作成にあたっての留意点について七点にわたって報告しました。また、中央委員会が大会に報告し、承認を求める名誉役員の名簿について説明しました。
このあと、代議員からの中央役員候補者の推薦を受け付けました。大会は休会に入り、役員選考委員会などを開きました。