2006年1月12日(木)「しんぶん赤旗」

在日大使館の来賓に不破議長志位委員長らあいさつ、歓談


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(写真)在日大使館の来賓にあいさつする不破哲三議長(左端)、その右は志位和夫委員長=11日、静岡・熱海市

 日本共産党第二十四回大会の第一日の十一日、不破哲三議長、志位和夫委員長、市田忠義書記局長は、招待に応じて大会を傍聴した十六カ国の在日大使館の大使、外交官に歓迎のあいさつをし、歓談しました。

 党大会を傍聴した在京外交団との懇談は今回三度目。十六カ国の外交官と不破議長らは握手をまじえながら言葉をかわし、会場にはいくつもの懇談の輪がひろがりました。

 懇談に出席したのは、アイルランド、アフガニスタン、インド、インドネシア、ウクライナ、エリトリア、カタール、キューバ、ギリシャ、シンガポール、中国、チュニジア、ベトナム、ベネズエラ、南アフリカ、ラオスの各国大使館からの来賓です。

 不破議長はあいさつで、外交団の出席に感謝の言葉をのべ、「国と国との間には、さまざまなつながりもあれば、摩擦、対立もあります。そのなかで国民と国民との間の世界的な連帯を発展させることが、世界の大きな流れをつくっていく上でも非常に大事だと考えています」とあいさつ。「日本共産党にとって、大会に在京外交団を招き、活動をみてもらうことは比較的新しい習慣ですが、それが回を重ねるごとに発展し、このように多数のみなさんのご参加をえて、さらなるつながりの発展になる、こういう経験をしていることを、たいへんうれしくも、励ましとも思っております」と感謝の言葉をのべました。

 歓談のなかでは外交団の側から、「各国から大勢の来賓が来ていて、非常に驚きました。日本共産党がかなり幅広い国際活動を行っていることがわかりました」「大使館員がこのような場に来て日本の政党と対話することは、それぞれの政党の立場や政策を理解するうえで大切です。他党も日本共産党にならってほしいものです」との感想が出されました。

 とくに中央委員会報告の前半の国際情勢の部分について、「力強い大会です。決議案の分析する国際情勢の見方がいま、大切だと思いました」「提起されている方針は同意できるところが多い」との指摘も。また、「東アジア共同体の動きで、日本政府にもっと積極的な立場をとってもらいたい。とりわけ日本と中国、韓国との関係を改善させないと東アジア共同体づくりにも悪い影響を与えかねません」といった言及もありました。

 さらに、米州大陸の外交官は、「ラテンアメリカについて、長時間を割いて深い分析をなさったことを喜んでいます。日本共産党がラテンアメリカについてしかるべき注目をしていることがわかりました」との感想が聞かれました。

 あいさつ、歓談には、石井郁子、浜野忠夫両副委員長、緒方靖夫、西口光両国際局長、小池晃政策委員長、穀田恵二国対委員長、笠井亮衆院議員、紙智子参院議員らが同席しました。


■在日大使館の来賓

 第二十四回党大会には、十六カ国の在日大使館から二十人の大使、外交官が出席し、大会を傍聴しました。出席者は以下の通りです。(五十音順)

 アイルランド ジェラード・キョウン臨時代理大使

 アフガニスタン・イスラム共和国 ハッサン・ソルーッシュ二等書記官

 インド G・V・スリニバス一等書記官

 インドネシア共和国 ファミ・ジャマルディン二等書記官

 ウクライナ オレグ・マーリー大使館アタッシェ

 エリトリア国 エスティファノス・アフォアキ・ハイレ大使

 カタール国 ジアド・ジャファール専門調査官

 キューバ共和国 オルランド・エルナンデス・ギジェン大使、エルミニオ・ロペス政務参事官

 ギリシャ共和国 ポリクセニ・ペトロプル政務参事官

 シンガポール共和国 ジェラルディン・チン一等書記官

 中華人民共和国 程永華臨時代理大使、李冬萍参事官、趙偉二等書記官

 チュニジア共和国 タリク・アムリ参事官

 ベトナム社会主義共和国 チュー・トゥアン・カップ大使、グエン・カイン・ルオン参事官

 ベネズエラ・ボリバル共和国 セイコウ・イシカワ大使

 南アフリカ共和国 ボールドウィン・シポ・ングバネ大使

 ラオス人民民主共和国 スックタボン・ケオラ大使


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