2006年1月10日(火)「しんぶん赤旗」

米国女性 反戦訴え

作家・女優・平和活動家…

イラク撤退求め署名


 【ワシントン=山崎伸治】米国の女性反戦組織「コード・ピンク」はこのほど、イラクからの外国軍の撤退などを求める署名「女性の要求」を発表し、賛同を呼びかけました。十万人が目標で、三月八日の国際女性デーにワシントンのホワイトハウスをはじめ、世界各国の米国大使館に届けるというものです。

 「女性は戦争にノーと言うキャンペーン」と題して五日に始まったこの取り組みには、八日までに、すでに一万人を超える署名が寄せられています。賛同者には、作家でピュリツァー賞受賞者のアリス・ウォーカーさんや女優のスーザン・サランドンさん、「反戦の母」シンディ・シーハンさん、米議会でテロ報復戦争に唯一反対票を投じたバーバラ・リー下院議員らがいます。

 「女性の要求」は「私たち米国とイラクの女性、そして世界中の女性は、イラクの無意味な戦争と、世界中で起きる民間人に対する残酷な攻撃などはもうたくさんです。それは、自分たちや子どものために求めている世界ではありません」と述べています。

 そしてイラクを「軍事モデルから、紛争解決のモデルに転換するべきときだ」として、(1)すべての外国軍と外国の武装勢力をイラクから撤退させる(2)和平樹立の過程に女性が全面的に参加し女性の完全な平等を約束させる(3)イラクに外国の基地を置く計画をやめさせる―などを求めています。


もどる
日本共産党ホーム「しんぶん赤旗」ご利用にあたって
(c)日本共産党中央委員会
151-8586 東京都渋谷区千駄ヶ谷4-26-7 TEL 03-3403-6111  FAX 03-5474-8358 Mail info@jcp.or.jp