2006年1月6日(金)「しんぶん赤旗」
米兵の犯罪7千件
73年以降 1割が凶悪犯
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神奈川県横須賀市での女性会社員殺害事件で、米兵が犯行を認めました。米兵が刑法犯で検挙された数は、一九七三年以降で六千九百三十三件に達しています(二〇〇四年まで)。このうち約一割にあたる六百八十三件が、殺人や強盗、放火、性的暴行といった凶悪犯です(日本共産党の赤嶺政賢衆院議員の要求で警察庁が提出した資料から)。
二〇〇〇年から〇四年までの過去五年間の刑法犯の検挙数をみても四百六十一件です。このうち凶悪犯は三十一件に及んでいます。
過去五年間の凶悪犯のなかで最も多いのは、強盗で十四件。性的暴行も十二件あります。このほか放火は三件、殺人も二件起きています。
〇四年の凶悪犯は四件。このなかには、米兵が帰宅途中の女性を駐車場の車の中に連れ込み、性的暴行を加え、傷害を負わせた事件(一月、長崎県佐世保市)や、米兵二人が日本人男性二人の顔などを殴打し、殺人未遂で現行犯逮捕された事件(六月、岩手県盛岡市)も含まれています。
このほか〇五年末には、米兵が〇四年九月に米軍キャンプ座間(神奈川県)で日本人女性に強制わいせつ行為をはたらいていたことが発覚。
〇五年七月には沖縄市で、米兵が小学五年生の女児に強制わいせつ行為をはたらいた事件で逮捕されています。