2006年1月5日(木)「しんぶん赤旗」
12月、東も西も寒かった
平均気温戦後最低
東日本と西日本の昨年十二月の平均気温が一九四六年に統計を開始して以来、もっとも低かったことが四日、気象庁の天候まとめでわかりました。
気象庁によると、昨年十二月は非常に強い寒気が断続的に流れ込み、月平均気温平年偏差は東日本でマイナス二・七度、西日本でマイナス二・八度。一九四六年の地域平均の統計開始以来の気温が低い記録を更新しました。
これまでの一位は、東日本では一九四七年のマイナス二・六度、西日本では一九六七年のマイナス二・七度。
北日本の平年差はマイナス一・九度(九位タイ)、南西諸島はマイナス一・五度(六位)。
一九八五年以来二十年ぶりの全国低温になり、東北地方から九州地方にかけては平年より二―三度以上も月平均気温が下回るところも。十二月の月平均気温の最低値を更新したのは、大船渡(岩手県)、日光(栃木県)、軽井沢(長野県)、富山、石廊崎(静岡県)、四日市(三重県)、敦賀(福井県)、洲本(兵庫県)、鳥取、西郷(島根県)、室戸岬(高知県)、阿蘇山(熊本県)、種子島(鹿児島県)など二十九地点。タイ記録は八地点となりました。