2005年12月28日(水)「しんぶん赤旗」

ブルガリアが撤兵完了

　ブルガリア国防省は二十七日、イラク駐留の三百三十四人の軽歩兵大隊全員が撤退したことを明らかにしました。

　ロイター通信によると、国防省スポークスマンは同日、「最後のブルガリア兵百三十人が昨夜までにクウェートに入った。三十日に帰国する予定だ」と発表しました。

　ブルガリアは二〇〇三年から四百―五百人規模の兵士をイラクに派遣していましたが、兵士十三人と民間人六人が死亡しました。国民の過半数が派兵に反対。同国議会は五月に年内の撤退を決議し、六月の総選挙では即時撤退を掲げる社会党が勝利していました。

　ブルガリアの撤兵完了により、イラクに派兵した「有志連合」三十八カ国中、十二カ国が完全撤退しました。ウクライナも年末までに全面撤退する予定です。