2005年12月28日(水)「しんぶん赤旗」

吹雪の中 現場調査

高橋衆院議員ら状況きく


写真

(写真)脱線した車両を視察する高橋議員(右から3人目)、日下部庄内町議(その右)ら=27日、庄内町

 山形県庄内町で起きたJR羽越線列車転覆事故で、日本共産党の高橋千鶴子衆院議員(党国会議員団事故対策本部事務局長)と川島登・紙智子参院議員秘書は二十七日、地元自治体の党議員らとともに事故現場を調査しました。

 横から猛烈に吹きつける地吹雪が断続的に続くなか、高橋議員は、現場に到着してすぐ、犠牲者の死を悼み横転した車両前で献花をおこないました。

 線路のうえに新雪の積もる土手へ登り、脱線・横転した列車やレールの状態、破損・脱落した部品をつぶさに観察。県庄内総合支庁の担当者や羽越線の元運転士の説明を受けながら、一時間にわたり調査。脱線した列車の運転士が運転中に異常を感じたという鉄橋にも足を運びました。

 高橋議員は「『鉄橋の南口で横向きと下向きの風が合流してかなり強い力になる』と元運転士が語ってくれた。一方で風速計は鉄橋の入り口にしかない。一九八六年の山陰線余部鉄橋事故以降の安全対策がどうだったのかが問われる」「正確な原因究明のためには、いろいろな角度からの検証が必要であり、地元の事情が分かる人の話も聞いて検証するよう要望していく」と語りました。

 続いて訪れた庄内町役場では、奥山賢一助役と懇談。奥山助役は、警察の車両規制などで現場周辺の地域で除雪ができなかったり、高校生の通学に支障が出ているなどの事態が起きていると述べました。

 高橋氏は「地域住民の生活への影響を軽くするため、みなさんと力を合わせて頑張ります」と述べました。

 また、国労酒田支部の役員らとも懇談。特急列車の現役運転士の意見や、強風の際の速度制限についての説明をうけました。

 日本共産党国会議員団「対策本部」本部員に小林みえこ参院議員が加わりました。


もどる
日本共産党ホーム「しんぶん赤旗」ご利用にあたって
(c)日本共産党中央委員会
151-8586 東京都渋谷区千駄ヶ谷4-26-7 TEL 03-3403-6111  FAX 03-5474-8358 Mail info@jcp.or.jp