2005年12月24日(土)「しんぶん赤旗」
九条の会星の数ほどに
憲法守ろう共同センター交流
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憲法改悪反対共同センターは二十三日、憲法闘争の発展をめざし、第三回全国交流集会を東京都内で開きました。全国から約二百人が参加して憲法を守る全国の職場・地域の運動を交流、いっそうの発展を確認しました。
自民党が新憲法草案を決定し、民主党も憲法提言を発表。二十日には自民、公明、民主三党が改憲を狙い国民投票法案を来年一月からの通常国会で可決・成立をめざしています。
「すべての行政区に共同センターをつくろうと三十四で結成。星の数ほど九条の会をと三百五十に達している。たたかいの大きなけん引車となる」(大阪憲法会議・共同センター)、「憲法みそづくりなど、集まったら何でも憲法の話に結び付けている」(神奈川県新婦人)、「学校で社会科の九条の会、グルメ九条の会など次々と結成し、まもなく学校全体の会ができる」(全教)など二十七人が発言しました。
九条の会事務局長で東京大学の小森陽一教授と大崎潤一弁護士が講演。小森氏は、各地の九条の会の特徴や広がりを紹介。大崎氏は「国民投票法案の問題点と今後の展開」と題して講演しました。日本共産党の笠井亮衆院議員があいさつしました。
全商連の国分稔会長が主催者あいさつし、全労連の西川征矢副議長が基調報告。西川氏は行動前の学習や家族で憲法を語る運動や、小集会、職場と地域と国会をつなぐ「波状国会行動」、国民投票法案を許さない署名推進強化月間(来年二月から四月まで)などを提起し、確認しました。