2005年12月22日(木)「しんぶん赤旗」
改憲・医療改悪に反対
地域・職場で共同へ
中央社保協 2・9集会呼びかけ
中央社会保障推進協議会は二十一日、全国代表者会議を東京都内で開き各地、団体から約七十人が参加しました。
基調報告で山田稔事務局長は、小泉内閣がすすめる「小さな政府」「官から民へ」の宣伝は財界が後押ししているもので、犠牲を国民に押しつけ、社会保障を切り捨てようとしていると批判。“生きていけない”という国民の怒りが広がっていると強調しました。
山田氏は、来年の通常国会で審議される高齢者の窓口負担を大幅に引き上げる医療制度改悪の反対運動を強め、学習会や多彩な宣伝・署名、小泉「構造改革」・「小さな政府」論押しつけによる被害を告発する活動や、「許すな医療改悪・大増税!2・9集会」の開催を提案。憲法九条と二五条を守ることはたたかいの両輪であり、社会保障改悪、大増税、憲法改悪反対の国民共同を地域、職場で発展させようとよびかけました。
討論では、「国民皆保険を守ろう。医療改悪を許さない四百五十万人の署名を集める」(全日本民医連)、「医療改悪反対の申し入れに、医師会も一致すると回答した」(東京)、「大増税反対と社会保障改悪を許さない運動を一緒に取り組んでいる」(静岡)との発言がありました。
住江憲勇代表委員が主催者あいさつ。日本共産党の大門実紀史参院議員が国会報告をしました。