2005年12月20日(火)「しんぶん赤旗」
「医療改革大綱」の撤回求める
高知県議会が意見書
高知県議会は十九日、高齢者の患者負担と保険料負担を大幅に引き上げる政府与党の「医療制度改革大綱」について、「高齢者の生存権を脅かすともいえる」ものとして撤回を求める意見書を全会一致で可決しました。
意見書は、「日本の医療費は、経済水準に比して決して過大ではない」としたうえで、「低所得者率及び高齢者率の高い当県にとって、新たな負担増は、県民の暮らしと健康保持にとって重大な悪影響を及ぼすものとなるのは必至である」として、次期国会への法案提出を行わないよう求めています。