2005年12月17日(土)「しんぶん赤旗」
新基地 名護沿岸案に反対
沖縄県議会が意見書
全会一致
沖縄県議会は十六日、日米両政府が在日米軍再編の「中間報告」で合意した、米海兵隊普天間基地(宜野湾市)に代わる米軍キャンプ・シュワブ(名護市)沿岸部への新基地建設に反対する意見書を全会一致で可決しました。
意見書では、沿岸案について「地元名護市や県民の間で不満が多いことを踏まえれば、そのままの形で受け入れることは現実問題として難しい」と指摘。「地元との事前協議のないまま、頭越しに一方的な形で『中間報告』が示されたことは遺憾である」と批判しています。
その上で日本政府に対し、「沖縄の現実を真摯(しんし)に受け止められ、普天間飛行場の危険性の除去及び早期返還と、県民の目に見える形での基地負担の軽減」を強く求めています。