2005年12月11日(日)「しんぶん赤旗」
中国共産党代表団が京都に
歴史や文化・党活動など幅広く交流
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日本共産党との理論交流のため来日中の中国共産党代表団(張西明団長)は九、十の両日、京都を訪れました。日本共産党代表団(不破哲三団長)からは、中井作太郎京都府委員長と山口富男社会科学研究所副所長が同行しました。
一行は十日、京都市内で、支部の党員と懇談。
島津製作所党支部との懇談では、党員が支部活動や関心ある問題などを発言。非正規雇用の増大が話題になりました。支部独自のホームページがあると聞いた張団長は、「帰国したらぜひ見たい」と話していました。
学生党員との懇談では、高学費や就職難の解決、憲法九条を守ることが話題に。「どうやってそうした目標を達成するのか」との質問に、学生たちは「自分のいる場所で草の根から頑張りたい」と発言。張団長は「そこが大事ですね。ぜひ中国の青年とも交流してください」と話しました。
立命館大学国際平和ミュージアムの見学では、安斎育郎館長が「過去と誠実にむきあうことが展示の基本原理」と同館の特徴を説明。張団長は「京都のみなさんは、憲法九条を守り、今後も平和の道を歩みたいと共通してのべられた。そのことは代表団に深い印象を残した」と話しました。
また一行は、九日夜に清水寺を訪れた後、党府三役と交流し、十日には、穀田恵二衆院議員も加わって、金閣寺や西陣織会館を見学。歴史・文化、党活動と、幅広い交流の場が生まれました。