2005年12月10日(土)「しんぶん赤旗」

中国共産党との会談終了

日本の情勢について不破議長が発言


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(写真)中国代表団の張西明団長(右から2人目)に書籍を贈呈する不破哲三議長(左から2人目)=9日、東京・新宿区

 六日から始まった日本共産党代表団(不破哲三団長)と中国共産党代表団(張西明団長)との会談は九日昼に終了しました。

 最終日午前、不破団長は、第四グループである「日本の情勢にかかわる問題」について、中国側の二つの質問「自国の社会構造、とくに労働者階級の現状についての分析」(第四問)と、「国内のほかの政党との関係をどう扱うか」(第六問)を念頭におきながら、(1)国際的に異常な自民党政治の特質(2)この半世紀の政治対決の推移(3)各政党の特徴点(4)統一戦線の方針と展望の四項目にまとめて説明しました。

 これをもって、四日間にわたる会談が終了しました。会談は計二十一時間以上にわたりおこなわれました。

■不破議長主催の昼食会

■両団長が締めくくりの発言

 会談後、不破団長は中国側一行を昼食会に招き、双方の代表団全員が出席しました。

 まず中国代表団の張団長が、今回の会談の重要性と大きな成果について述べ、今後両党間の理論交流を日常的に進めて一つの作業上のメカニズムとして理論交流による相互理解と互いの発展を促進することを強調し、不破議長の社会主義理論研究と今回の会談での協力に感謝と敬意を表しました。

 次いで不破団長が、自らの経験に照らしても理論問題でこれだけ包括的で立ち入った議論の交流は初めてであることを紹介し、「理論分野の仕事は息の長い仕事であり、お互いにこの一歩で満足しないで、さらに先に進みたい」と述べました。(二人のあいさつの内容は続報)

 両代表団は、この四日間の活動を振り返りながら、なごやかに懇談を続けました。

 同日午後、中国代表団一行は京都に向かいました。同地で日本共産党の党活動を視察する予定です。


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