2005年12月5日(月)「しんぶん赤旗」
文化を力に9条守ろう
文団連が全国交流集会
文化団体連絡会議(文団連)の第二十八回全国交流集会が三、四両日、広島市で開かれました。「文化を力に反核・平和、九条を守ろう」を掲げて、広島、大阪、京都、愛知など各地域の文団連と文学、音楽、演劇、美術の各分野の団体の約五十人が参加しました。
広島のうたごえ協議会の合唱で開会した三日は、詩人(ペンネーム御庄博実)で広島共立病院名誉院長の丸屋博氏が「被爆六十年・被爆者のたたかい」と題して記念講演。丸屋氏らの作で広島県文団連が制作した構成詩劇「核と世界の子どもたち」が披露されました。
文団連事務局長の明石武美氏が「被爆六十年の節目に広島での開催は八年ぶりの三回目。文化を力に、改憲と大増税の危険な暴走政治を許さない文化運動を交流したい」と述べ、文団連の全国的なネットワークづくりについて問題提起。「いま、『文化』の課題は何か」をテーマに各団体が発言して交流を深めました。
四日は集会アピールを採択し、原爆遺跡保存運動懇談会や日本民主主義文学会で活動する村中好穂氏の案内で、史跡巡りをしました。