2005年12月4日(日)「しんぶん赤旗」
教育基本法・憲法 守りたい
教員ら3500人集会
3月末までに1000カ所宣伝
東京・日比谷
教育基本法の改悪法案を来年の通常国会にも上程しようとする動きを許さないと三日、「教育基本法・憲法の改悪をとめよう!12・3全国集会」が東京・日比谷野外音楽堂で開かれました。広範な市民でつくる「教育基本法の改悪をとめよう!全国連絡会」が主催。全教、日教組など全国組織の異なる各地の教職員組合や市民団体から三千五百人が集まりました。
「ストップ!教育基本法改悪」と書かれた風船やプラカードを持った参加者は、冷え込む屋外の会場で手をつなぎ、太鼓のリズムに合わせて「学校の主役は子どもたち」と唱和。壇上に「全国千カ所へ」の垂れ幕が下りてきて、三月末までに全国千カ所での宣伝や集会が呼びかけられました。
連絡会呼びかけ人の三宅晶子(千葉大学教員)、高橋哲哉(東京大学大学院教授)、小森陽一(東京大学教授)、大内裕和(松山大学助教授)の各氏が発言。「改悪をとめるため、この冬に全力をつくそう」「公務員攻撃のなか、教組や公務労組が憲法・教育基本法のたたかいの先頭にたち、市民と手をつないでいこう」の訴えに大きな拍手がわきました。西原博史氏(早稲田大学教授)が自民党の憲法草案を批判しました。
「日の丸・君が代」強制を許さないとたたかう東京都や職場九条の会を次々と結成した大阪府の教職員、教科書採択問題で頑張った父母、朝鮮学校の生徒らが次々と訴えました。イラクで拘束されたNGOの活動家、今井紀明氏が特別発言しました。
日本共産党の小池晃参院議員、社民党の福島瑞穂党首があいさつ。民主党と公明党の国会議員のメッセージが読み上げられました。
集会後、銀座までパレードしました。