2005年12月4日(日)「しんぶん赤旗」
改憲の「見通し」説明
外相
【ワシントン=山崎伸治】ライス米国務長官は二日(日本時間三日)の麻生太郎外相との会談で、「日本で憲法改正の話があるが、今どうなっているのか」と発言し、日本国内の改憲に向けた動きをただしました。
これに対し、麻生外相は十一月の自民党立党五十年大会に触れ「(憲法を)改正することが決まっている。民主党にも改正を支持する人がいる」と指摘。「改正はいずれ行われるだろう」と説明しました。
憲法順守義務を負う閣僚が改憲の見通しに言及するのは異例。自民党は同大会で「自衛軍」の保持を明記するなど米軍とともに海外での武力行使を可能とする「新憲法草案」を公表しています。