2005年12月3日(土)「しんぶん赤旗」
囲碁・将棋新人王を表彰
金七段・渡辺竜王 喜びあう
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囲碁第三十期新人王・金秀俊(キム・スジュン)七段と将棋第三十六期新人王・渡辺明(わたなべ・あきら)竜王・九段の表彰式が二日、東京・神宮外苑の日本青年館でおこなわれました。
関口孝夫赤旗編集局長は両新人王のいっそうの飛躍を期待して祝意をのべ「『しんぶん赤旗』は日本の伝統文化、知的スポーツである囲碁・将棋の発展にさらに貢献していきたい」とあいさつしました。
工藤紀夫日本棋院理事長代行、今村俊也関西棋院常務理事、米長邦雄日本将棋連盟会長がそれぞれあいさつ。新人王に賞状、優勝杯、賞金目録を贈りました。米長会長はあいさつのなかで「政党のなかで日本共産党が機関紙『しんぶん赤旗』を通じ将棋と囲碁という伝統文化に理解を示し、三十年以上にわたって実績を残してきたことは重みのあるもの」とのべました。
囲碁の高尾紳路本因坊は「金くんには大きな仕事をしてほしい。ぼく以外の対局で頑張ってほしい」と会場をわかせ、将棋の所司和晴七段は「渡辺くんは新人王戦に優勝、竜王位を初防衛した。師匠としてもうれしい」と祝辞をのべました。
金秀俊新人王は「新人王になってよかった。精いっぱい努力していきたい」。渡辺明新人王は「五回目の新人王戦出場。なんとしても優勝したかった」と謝辞をのべました。