2005年11月25日(金)「しんぶん赤旗」

「国民多数の結集を」

共産党都委員会 憲法問題で活動者会議


 日本共産党東京都委員会は二十四日、自民党が「自衛軍」の保持を明記した新憲法草案を発表するなど改憲をめぐって重大な局面を迎えるなか、首都・東京で憲法改悪を許さない運動を大きく前進させようと、上田耕一郎副委員長・憲法改悪反対闘争本部長を招いて全都活動者会議を都内で開き、六百人をこす人びとが参加しました。

 若林義春都委員長が都委員会報告で、「憲法九条を守ろうという草の根の運動が、東京でも未曽有の広がりを見せている」と強調。都内の「九条の会」が三百に迫り、ほとんどの区市町村でつくられ、創意ある取り組みが進んでいることを紹介し、党として憲法改悪反対のたたかいにどう取り組むかについてのべました。

 上田氏は「憲法改悪を許さない運動は、これまで経験したことがない新しいたたかい。国民多数をどう結集するか、現場から学ぶことが大事だ」とのべ、各地の取り組みの特徴と乗りこえるべき課題について報告。日本共産党の第二十四回党大会決議案の中心点にふれながら、憲法を守る運動の意義、自民、民主両党が憲法改悪を競う危険な情勢、それを許さない運動の展望と党が果たすべき役割を解明し、「国民を信頼し、憲法九条のすばらしさに確信を持ち、戦後最大のたたかいに勝利しましょう」と呼びかけました。

 交流では六人が発言し、「区内に九条の会が三十五つくられ、職場の会には管理職も参加してきている」など、地域や職場、大学などで過半数の結集を目指す経験を語りあいました。


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