2005年11月15日(火)「しんぶん赤旗」

青年80人が国会要請

大集会実行委 正規雇用増など要求

政府にも


 「若者に仕事を」と東京・恵比寿公園で全国青年大集会(十三日)を開いた同実行委員会は十四日、青年の正規雇用増や労働条件の改善などを求め、国会と政府に要請しました。各地の青年八十人が参加し、要請後、「毎年働きかけ続け、社会が変わるよう、また国会に来たい」などの抱負が語られました。

 衆参の厚生労働委員への要請に続き、厚生労働、経済産業、文部科学の各省に要請。これには日本共産党の大門実紀史、小林みえこ両参院議員が同行しました。

 厚生労働省には、若者雇用への予算増額、長時間労働やサービス残業の根絶に向けた指導など十項目を要請。

 地域最低賃金の引き上げを求めた愛媛の代表は「愛媛は六百十四円。アルバイトの求人は六百二十円など最賃ぎりぎりしかない。低額で、時間いっぱい働いても生活できる水準でない。ぜひ引き上げてほしい」と発言。岡山の代表は「職業訓練を受けても、すぐ就職できる現状にない。ハローワークに行っても『まずパートではどうか』と言われる。働き続けられる仕事につける対策をとってほしい」と求めました。

 山形県から参加した女性(25)は「労働相談には多くの問題が寄せられ、違法な労働実態があります。解決に向けて活動していきたい」と今後の抱負を話していました。


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