2005年11月15日(火)「しんぶん赤旗」

女性の願い 新町政に

田中候補を囲み集い

長野・木曽町長選


 四町村(木曽福島町、日義村、開田村、三岳村)の合併に伴う長野県木曽町長選(二十二日告示、二十七日投票)に立候補する田中勝己さん(68)=前木曽福島町長=に、新町政で女性の声を生かしてほしいと「女性の集い」が十三日夜、木曽町内で開かれました。二十日に開く総決起大会にむけ、各界の要求をまとめようと地元女性らでつくる「なでしこの会」が開いたもので、約七十人が参加。

 小・中学校で田中さんの同級生だった森田安子さん(68)は、「ざっくばらんにいろいろな意見を出し合って、女性の声を届けるため大いに盛り上げ決起大会に持ち込みたい」。選挙事務所選対本部を代表して、奥原行雄さん(83)は、「自分たちの地域を自分たちの手で築こうという皆様の熱意に、深く敬意を表します」とあいさつしました。

 集まった女性が次つぎにマイクを握り、「地元にある県立病院の専門医を増やしてほしい」「道路の街灯を増やしてほしい」という要望や、「農地と森林が大きな割合を占める木曽町が発展するように頑張ってほしい」など、新しい町政への期待が出されました。

 田中さんは、一人ひとりの提案に回答。病院の医師体制について既に県と懇談したことを紹介し、「木曽と県が奨学金制度をつくり、医学生を援助するとともに、木曽の病院に勤務してもらうようにしたい」など、将来の町づくりの展望を語りました。

 また、「若者が元気に残れる町、お年よりや障害者が安心して心豊かに暮らせる町をつくるため、皆さんから声を上げてもらい一緒に考えていきましょう」と呼びかけました。

 保育士の女性(48)は「夏休み中などの学童保育の実施をお願いしたところ、町が支援してくれ、感謝しています。田中さんは住民の声を真剣に聞き、町政に取り上げてくれる人だと分かりました。今度の選挙でも、田中さんを応援したい」と話していました。

 同選挙には元県職員の磯尾秀雄氏が立候補を予定しています。


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