2005年11月14日(月)「しんぶん赤旗」

佐用町長選　山田氏が惜敗

兵庫

　四町合併にともなう兵庫県佐用町長選挙は十三日投開票され、前南光町長で「明るい新佐用町をつくる会」の山田兼三氏（５７）＝無＝は大善戦しましたが、及びませんでした。当選は前佐用町長の庵逧（あんざこ）典章氏（５６）＝無＝。

　十月一日に発足した新佐用町は、佐用町（人口約八千四百人）、上月町（約五千五百人）、南光町（約四千四百人）、三日月町（約三千四百人）が合併したもの。

　選挙戦は山田氏と庵逧氏、前上月町長の中川孝之氏（４９）＝無＝の大激戦。もっとも人口が多い旧佐用町の庵逧陣営が「（町長は）とにかく地元から」と旧町同士の争いを激しくあおりました。

　山田氏は七期二十五年の町長経験を生かした、隅々まで行き届く明るい住みよい町づくりを力説。お年寄りのきめ細かな送迎サービスの全町への拡充などを訴えました。

　山田氏は同町内の「明るい会」事務所で「私の非力で期待にこたえられず申し訳ありません。私の訴えに町民からの強い共感を感じました。新町発展のため、町民の一人として力をつくしたい」と語りました。

　開票結果は次の通り。

　当　庵逧典章５６無新　五一二一

　中川孝之４９無新　五〇八四

　山田兼三５７無新　四六三一

　（投票率８４・６６％）