2005年11月8日(火)「しんぶん赤旗」

フランス

社会主義肯定51%

資本主義肯定33%


 【パリ=浅田信幸】フランス人の51%は社会主義を肯定的にとらえ、資本主義を肯定的に見る人は33%にすぎないという世論調査結果が四日、公表されました。仏紙リベラシオンが報じました。

 それによると、社会主義、資本主義を否定的にとらえる人は、それぞれ42%、61%。資本主義を「人による人の搾取」と考える人は41%にのぼり、少数者による「富の蓄積」と見る人は45%に達します。同紙は「フランス人に人気のない資本主義」と伝えました。

 この調査結果に労働総同盟(CGT)のデュイグ全国書記は、「フランス人は、言われる以上に現実を直視している。不平等が資本の運動によって生み出され、社会における労働の位置こそが問題の鍵だという認識を持っている」と同紙に語っています。

 調査は、世論調査機関LH2が十月二十八、二十九日、千四人を対象に実施しました。


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