2005年11月6日(日)「しんぶん赤旗」
憲法改悪反対の共同を
新日本婦人の会第22回大会
市田書記局長あいさつ
五日、東京都新宿区内で開かれた新日本婦人の会第二十二回全国大会で、日本共産党の市田忠義書記局長・参院議員があいさつしました。
市田書記局長は、憲法集会や消費税反対の集会など世の中をよくしようという方向でのパートナーとして、ともにたたかってきたことにふれ、「みなさんの元気な奮闘に感動し、励まされてきた」とのべました。
市田氏は、沖縄の在日米軍基地強化に反対する島ぐるみのたたかいや乳幼児医療費無料化、三十人学級の実現など女性の要求や願いのあるところ全国どこでも常に新婦人の姿があることを話し、新婦人は「女性たちにたたかう勇気を与えるかけがえのない希望の星となっている」としました。
市田氏は子育てや仕事の悩みをかかえる日本の女性と新婦人との出合いは、「多くの女性の新しい出発点」であり、「一人ひとりの願いにこたえる助け合いの組織として、新婦人の存在意義と役割はいかんなく発揮されている」と強調。新婦人の活動の魅力はそれだけではなく「政治や社会のあり方にしっかりと目を向け、歴史を平和と社会進歩の方向にきりひらく確固とした展望とゆるがぬ軸足をもっていること」とのべました。
市田氏は、九条を変え自衛軍の保持を明記した自民党の新憲法草案は、同じ立場の民主党とともに、その狙いが「海外で戦争できる国にしようとすることにある」と指摘。「憲法九条改悪を許すわけにはいかない」としました。そして反戦・平和・主権在民の旗を掲げてきた日本共産党は、憲法改悪反対の幅広い国民的共同をつくる一翼を担い積極的な役割を果たしていくと力を込めました。
市田氏は、自公政権が反国民的なエセ改革をすすめようとするなか、新婦人大会で豊かで実りある討論が行われ、新たな前進への跳躍台となる期待をのべ、大きな拍手を受けました。