2005年11月4日(金)「しんぶん赤旗」
米大統領支持率35%に
最低を更新
【ワシントン=山崎伸治】米CBSテレビが二日発表した世論調査で、ブッシュ米大統領の支持率が35%とさらに落ち込み、就任以来最低となりました。不支持率は57%です。
調査はリビー副大統領首席補佐官が中央情報局(CIA)工作員実名漏えいに関連して起訴された後の十月三十日から十一月一日にかけて行われたもの。
同事件が「国家にとってどれほど重要か」との問いには、51%が「非常に重要」、35%が「ある程度重要」と答えています。これは一九七三年五月のギャラップ社の世論調査で、ニクソン政権のウォーターゲート事件について、53%が「非常に重要」と答えたのにほぼ並んでいます。
「イラク戦争前、ブッシュ政権は知りえたことを公表していたか」との問いには、32%が「公表していた」と答え、〇四年二月の調査の40%から減少。「大量破壊兵器についてうそをついていた」と答えたのは16%から26%に増えています。
また「一般の人々と比べ、ブッシュ政権は正直か」との質問には、「正直」と答えたのは39%で、〇四年二月の調査の50%から減少しました。