2005年11月2日(水)「しんぶん赤旗」
被災者義援金届ける
パキスタン大使に志位委員長
大地震
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日本共産党の志位和夫委員長は一日、東京都内の駐日パキスタン大使公邸を訪れ、カムラン・ニアズ大使に、パキスタン北部大地震の被災者義援金を届けました。
この日届けた義援金は、先月八日の地震発生後に、日本共産党が独自に募金を呼びかけ、これまで多くの国民から寄せられた八百三十三万円です。
志位委員長は、「党として、国会で、パキスタン北部地震の救援に万全の措置をとるよう政府に要求してきた」活動を紹介したうえで、「街頭で訴えるなど、党自身の活動で義援募金に取り組んできました。お受け取りください」とのべ、目録を手渡しました。
ニアズ大使は、「国会と地域での活動に、心より、深く感謝します。困っている被災者のため有効に使わせていただきます」とのべ、感謝の意を表明しました。
同大使はまた、死者が五万人以上となり、その後も犠牲者が増え、十万人にも達する大惨事となっていること、山岳地帯の被災者に一番必要なのはテントと毛布、寝袋であること、被災地域の七割の建物が倒壊したため三百五十万人が家を失い、二週間もたてば降雪が始まるので、緊急の支援活動が求められていることなどを説明。政府レベルの支援とともに、非政府組織(NGO)の国際的支援が必要になっていると訴えました。
志位委員長は、被災地を取材したしんぶん赤旗特派員の記事コピーを示し、「大使の説明で深刻な現地の状況がわかりました。引き続き支援を進めたい」とのべました。
公邸訪問には、緒方靖夫国際局長が同席しました。
■被災者への義援金受け付け
日本共産党中央委員会は、パキスタン地震被災者への義援金募金を以下の口座で受け付けています(手数料が必要です)。物資での支援は、届けるうえでさまざまな困難があり、残念ながら受け付けられません。
郵便振替 00170―7―98422
口座名義 日本共産党中央委員会
通信欄に「パキスタン地震救援」とお書きください。