2005年10月24日(月)「しんぶん赤旗」
木曽福島町で閉町式
田中町長が式辞
来月1日から木曽町に
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長野県の木曽福島町で二十三日、閉町式がおこなわれました。同町は、木曽郡の日義、三岳、開田の三村と合併して十一月一日に木曽町として再出発します。
式典は同町内の木曽福島会館で開かれ内外の来賓や町民二百二十人余が参加しました。田中勝己町長が代表して式辞。「木曽福島町は木曽郡の中心地として、中央西線やバイパスの開通など交通網が整備され、発展してきました。四町村が合併して発足する木曽町は御嶽山と木曽駒ケ岳を抱える自然豊かな町です。合併協議会で作成した『町づくり条例案』をもとに新町では住民と協力して町づくりを進めます」と決意をのべました。
古畑雅庸・町議会議長もあいさつ。「新町が、小さいながらも輝く町として発展することを願います」と期待を語りました。
記念演奏がおこなわれ、同町出身のバイオリン奏者、鈴木裕子さんが、「ユーモレスク」「愛の挨拶」を演奏。鈴木さんの伴奏で参加者全員が「椰子の実」を合唱しました。バイオリンは、世界的バイオリン製作者で「海峡を渡るバイオリン」の著者、陳昌鉉氏が同町に寄贈した「木曽号」で演奏されました。
閉町式に先立って、陳氏に名誉町民章が贈呈されました。