2005年10月20日(木)「しんぶん赤旗」
9条守れの願い はたのさんに
参院神奈川補選 市田書記局長が応援
日本共産党の市田忠義書記局長は十九日、激戦の参院神奈川補欠選挙(二十三日投票、定数一)で、日本共産党の、はたの君枝さん=前参院議員=の勝利に向け、大和市の小田急大和駅前、鎌倉市のJR大船駅前、横浜市のJR戸塚駅前で街頭演説しました。
市田氏は「選挙戦を通じて、どの政党・候補を選べば国民の暮らしと平和を守れるかがはっきりしてきた」と指摘。「庶民大増税を進める候補か、増税にストップさせる候補を選ぶのか」「憲法九条を変え戦争できる国にする候補か、世界の宝・九条を守る候補を選ぶのか」「基地強化を押し付ける候補か、基地も爆音もごめんだという候補を選ぶのか」と問いかけ、「三つの争点で国民の立場にたって暮らしと平和を守る立場をつらぬいているのは、はたのさんだけ」と、立場の違いを超えた支持を呼びかけました。
憲法問題で、戦没画学生の作品を集めた「無言館」の展覧会のようすを紹介しながら、「憲法九条は、心ならずも絵筆を銃に持ち替え戦場に散った画学生はじめ、無数の国内・アジアの犠牲者たちの『二度と戦争はしてはいけない』という熱い思いが込められている」と訴え、自民・民主両党の憲法九条改悪の動きを厳しく批判。「反戦平和を貫く日本共産党が増えれば、憲法改悪を許さない確かな保障になる」と訴えました。
はたのさんの勝利は、国会で日本共産党がふたたび党首討論に立てるようになるなど、国会の様相を大きく変えることを紹介。「小泉暴走を許さないために、はたのさんにみなさんの願いを託してください」とのべました。
はたのさんは、十八日から米軍厚木基地で始まったNLP(米艦載機の夜間離着陸訓練)に現地で抗議したことを報告し、「爆音をなくしてほしい、これ以上の基地の強化は反対だという願いを、はたの君枝にお寄せください」と訴えました。
演説を聞いていた大和市の女性は「家の真上を米軍機が飛び、耳をつんざくようなひどさです。基地の強化をやめさせ憲法九条を守れるのは、はたのさんしかいません」と話していました。