2005年10月13日(木)「しんぶん赤旗」
米国民の59%
イラク撤兵要求、過去最高
【ワシントン=山崎伸治】米軍のイラク撤退を求める米国民が59%と、これまでで最高値の世論調査結果が明らかになりました。
これは米CBSテレビが三―五日に行ったもの。それによると、米軍のイラク駐留について「イラクが安定した民主主義国になるまで続ける」と答えた人は36%だったのに対し、「すみやかに撤退する」が59%と大きく上回りました。
撤退を求める人は、今年二月に40%、九月に52%と増える一方、継続を求める人は55%、42%と減ってきています。
米軍のイラク攻撃についても、「正しかった」と答えた人は41%でこれまでの最低。一方「攻撃すべきでなかった」と答えた人は55%で、最も多くなっています。
またブッシュ米大統領のイラク情勢への対応については、64%が「支持しない」と答え、「支持する」と答えたのはその半数の32%にとどまっています。