2005年10月7日(金)「しんぶん赤旗」
改憲・国民投票法案に反対
市民団体など院内集会
志位委員長あいさつ
改憲手続きを定める国民投票制度を調査するとして衆院憲法特別委員会が実質スタートした六日、「果敢に憲法改悪を阻止する運動を広げていきたい」と「10・6 憲法改悪・国民投票法案に反対する院内集会」が衆院第二議員会館で開かれました。八団体で構成する「5・3憲法集会実行委員会」が主催し、日本共産党、社民党の国会議員らが駆けつけました。
日本共産党の志位和夫委員長があいさつし、「これまで国民投票法案など問題になったことがないのに、なぜいま問題にするのか。九条をかえるという邪悪な狙いがあることは明らかだ」と指摘。小泉首相が、自衛隊の存在を憲法に書き込むだけだと繰り返していることについて、「憲法の制約をとりはらい、アメリカとともに戦争をする国をつくるという狙いを隠している。ここを明らかにすることが、多数派を形成するカギだ」とのべ、「九条を守りぬくため、ともにがんばりたい」とのべました。
社民党の福島瑞穂党首は「九条を変えないというすべての人と手を結び、国民投票法案の上程を許さない運動を」と呼びかけました。
多彩な市民団体が発言し、会場は熱気につつまれました。「国民投票法案の議論に怒り心頭だ。平和への祈りをこめた憲法を絶対に守りたい」(平和を実現するキリスト者ネット)、「戦後史をかけたたたかい。六十五年前の十月には大政翼賛会がつくられ、労働組合も解散した。このあやまちを二度と繰り返さないたたかいを」(全国労働組合総連合)と決意が次々と出されました。
日本共産党から、志位氏のほか、笠井亮衆院議員、吉川春子、仁比聡平両参院議員が出席しました。