2005年9月29日(木)「しんぶん赤旗」
これ以上 命奪わないで
首相官邸前で宗教者ネット イラク撤兵求める
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「自衛隊員の命も、イラクの人々の命もこれ以上奪われないようにしましょう」―。平和をつくり出す宗教者ネットは二十八日、「自衛隊のイラク派兵中止を求める宗教者の首相官邸への祈りの要請行動」をしました。
キリスト教のカトリックとプロテスタント、仏教者らが集い、「イラクから自衛隊を撤退してください」「憲法九条を守り平和を発信する国にしてください」と穏やかながら力強く、首相官邸に向かって訴えました。
「私は宗教者ではないけど」と話すのは、東京都内の大学四年生の女子学生(23)。平和運動を通じて宗教者と知り合い、要請行動の手伝いをしているといいます。「一刻も早く自衛隊がイラクから撤退してほしいので行動していきたい」と話しました。
要請行動は毎月行っており、今回で二十二回目です。官邸前での要請行動に先立ち、宗教者ネットの代表十人が内閣府を訪れ要請。この日は千四百五十一人分(累計では三万二千八百八十人分)の、自衛隊のイラク派兵中止を求める署名を提出しました。
引き続き衆院議員面会所で国会要請行動をしました。内閣府の要請に参加した人たちが、自衛隊のイラクからの撤退を求めていくことや、憲法九条を守ろうと決意を話しました。日本共産党の吉井英勝衆院議員があいさつしました。