2005年9月29日(木)「しんぶん赤旗」
村松都議
暴言撤回と謝罪要求
石原都知事 国連攻撃くり返す
■都議会本会議
日本共産党の村松みえ子都議は二十八日、東京都議会本会議の一般質問で、前日の本会議で石原慎太郎知事が「国連憲章なんて、まともに信じているばかいませんよ」と、国連憲章を否定する暴言を吐いた問題について、謝罪と発言の撤回を求めました。
村松都議は、国際連合について、「第二次世界大戦の痛切な反省に立って設立されたもので、目的の第一条に『国際平和及び安全を維持する』ことを高らかに掲げ、各国の内政には干渉しない、国際的な武力の行使は国連の決定によるなどの諸条件を定めている。この旗のもとに世界の国々がつどい、世界平和のために力を合わせている」と指摘。「石原知事の発言は、多くの戦争犠牲者を出した首都・東京の代表として、許されるものではない」と厳しく抗議しました。
石原知事は「国連憲章に何がうたわれようと、内部が腐敗しきった国連の実態、戦後六十年たってもなお戦勝国条項なるものがまかり通るいびつな仕組み、運営」などと国連を攻撃し、「そろそろ国連信仰をお捨てになったらいいんじゃないでしょうか」と、国連と国連憲章を否定する暴言をくり返しました。