2005年9月28日(水)「しんぶん赤旗」
ひきつづき供託金・選挙募金にとりくんでいます
ご協力を心からお願いします
二○○五年九月二十七日 日本共産党中央委員会
日本共産党に支持、共感を寄せていただいているすべての有権者のみなさん
「しんぶん赤旗」読者、後援会員、党員のみなさん
総選挙で日本共産党は、“小泉突風”に正面からたちむかい、「政権交代」を叫んだ民主党が大きく議席を失うなかで、いまの政治には「たしかな野党が必要です」と訴えて得票を増やし、現有議席を確保しました。これは、今後の本格的な前進の重要な土台となるものです。ご支持・ご協力をいただいたすべてのみなさんに、心から感謝いたします。
小泉自民党は、短い選挙期間中、唯一の争点にした「郵政」でも真実を語らず、増税や憲法改悪の意図を隠しつづけましたが、真実は必ず明らかになります。日本共産党は、国会内外で、「野党としての公約」を実行するために全力をつくします。
みなさん
ここであらためて率直にお願いしたいことがあります。
総選挙は、比例代表では候補者一人につき六百万円、小選挙区では三百万円という世界でも例をみない高額の供託金を要するたたかいです。日本共産党は、この障害にたじろがず、三十九人の比例代表候補、全国二百七十五人の小選挙区候補を擁立して果敢にたたかいました。これが、今回の選挙結果を支える、また今後の足場につながる大きな力になったと確信しています。
今回の選挙戦がきわめて短期の決戦であったため、多くの選挙区で供託金募金をあつめきれないまま選挙戦に入らざるをえませんでした。選挙活動費も可能な限り節約に努めましたが、ある程度大きな出費になりました。こうしたことから、全国の多くの党組織が、党機関の「選挙のための備蓄」や選挙中の募金だけでまかないきれず、選挙後の今日も、ひきつづき供託金募金・選挙募金を訴えています。
このとりくみを成功させることは、党がきちんとした財政的支えをもって、選挙後の国会内外のたたかいに立ち向かうためにも、つぎの選挙での本格的前進に備えるためにも、不可欠です。
党中央委員会として、全国の党組織がすすめている供託金募金・選挙募金へのご協力を、みなさんに率直にお願いするものです。
日本共産党をのぞくすべての政党が「政党助成金」で選挙資金の大部分をまかない、みずからは「官から民」どころか、「官営政党」「国営政党」と批判されても仕方のない姿をなんら変えようとしていません。そのうえ、自民、民主などは企業・団体献金をもらっています。私たちは、財政基盤の確立のうえでも、あくまで党員と支持者に依拠し、「しんぶん赤旗」の事業に最大の支えをおいている日本共産党こそ政党の本道を歩んでいると確信しています。
党中央委員会は、選挙前にも本紙上で募金へのご協力を訴えました。それにこたえて多くのみなさんからご協力をいただきました。重ねての訴えですが、財政的支えが今後の前進に不可欠であることをぜひともご理解いただき、あたたかいご協力をよろしくお願いいたします。