2005年9月26日(月)「しんぶん赤旗」

愛知万博閉幕 2千200万人入場


 愛知万博(二〇〇五年日本国際博覧会)が二十五日、三月の開幕から百八十五日の会期を終え閉幕しました。日本を含め百二十一カ国と四つの国際機関が参加し「自然の叡智(えいち)」をテーマに愛知県長久手町、瀬戸市を会場に開催されました。

 最終日の二十五日は、二十四万四千五十二人が入場し、会期中の累計入場者は二千二百四万九千五百四十四人となりました。博覧会協会が目標としていた千五百万人は八月中に達成し、九月以降は駆け込み客で二十万人を超える日が続いていました。

 博覧会協会の中村利雄事務総長は二十五日夕、記者会見し「今回の博覧会が、多くの方々の地球環境問題の解決にむけた行動への動機づけとなるよう、閉幕後、われわれも努力しなければならない。それが最終的な成果になる」と述べました。

 次の万博は二〇一〇年、中国・上海で開催されます。二十五日に行われた閉会式では、博覧会協会から博覧会国際事務局(BIE)を通じ、上海市にBIE旗が引き渡されました。

 「万博の見納めに来ました」という愛知県春日井市の女性(62)は「万博は、地球温暖化問題やリサイクルなど環境問題を考えるきっかけになりました。次の万博が開かれる中国でも、引き続いて考えてほしい」。

 中学二年生(13)=豊橋市=は「外国のパビリオンでは言葉が通じなくても、しぐさで理解し合えました。外国の人と話す機会はほとんどないので、いい経験になりました」と話していました。


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