2005年9月25日(日)「しんぶん赤旗」
本物の自立と参加へ
きょうされん全国大会終わる
栃木・宇都宮市で開かれていた「きょうされん」の全国大会は二十四日、「障害のある人びとの生活水準を一歩たりとも後退させない、本物の『自立と社会参加』の実現に向けて総力をあげて取り組む」とした大会アピールを発表し、閉会しました。
二日間にわたって行われた大会では、全国から障害者やその家族、共同作業所職員など三千人を超える人が参加。障害者の自立に向けた、地元地域との関係づくりなど各地の取り組みを交流しました。
今国会で再提出が予定されている障害者「自立支援」法案に対しては、大会アピールで「生活保護受給者よりもっと困難な状況下にある障害年金受給者の大幅な負担増は、わが国が築いてきた社会保障制度の最低基準引き下げの『テコ』になりかねません」ときびしく批判しました。