2005年9月15日(木)「しんぶん赤旗」

未成年者が模擬投票 共産党が第3党

増税や9条「改正」に反対の党


 日本共産党が第三党に―。NPO法人「Rights(ライツ)」が未成年者を対象に行った「模擬衆院選」の結果が十四日、発表されました。

 将来の有権者に政治への関心を持ってもらおうと行ったもので、国政選挙としては三回目。八月三十一日から十一日まで、JR渋谷駅前など全国六カ所の街頭で道行く未成年者に呼びかけたほか、過去最高の四十二の中学・高校が参加しました。各党の政策を未成年者自身が読み比べ投票しました。

 投票総数は六千七百五十四票。政党別では、日本共産党が七百四十一票で、得票率12・2%を獲得。自民党が36・4%、民主党が32・1%、社民党が8・3%、公明党が7・6%に。

 日本共産党への投票理由では、「増税や憲法九条の改正に反対している」(十二歳・女性)、「二大政党を止める重要な役割がある。二大政党政治は一党独裁になってしまう」(十五歳・男性)、「総合的に見てもっとも『人間らしい』政策を打ち出している」(十八歳・女性)、「各党のマニフェストを見比べてみて、具体的な数値を使って分かりやすい」(十七歳・男性)などが出されました。

 同日、総務省で記者会見したライツの林大介・常務理事(29)は「多くの若者が政治について話す場を求めていると感じた。模擬選挙を通じ、実際の選挙に関心を抱くようになっている」と感想をのべました。


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