2005年9月13日(火)「しんぶん赤旗」
総選挙
日本共産党、9議席守る
前回33万上回る 比例で492万票獲得
第四十四回総選挙は十一日投開票され、十二日未明に全議席が決まりました。郵政民営化を最大争点にした「小泉旋風」が吹くなか、日本共産党は、全国十一の比例代表ブロックのうち七ブロックで公示前の九議席を確保。比例得票は四百九十一万九千票(得票率7・26%)で、二〇〇三年の前回比例票を三十三万三千票、〇四年参院比例票を五十五万七千票それぞれ上回りました。
当選者は、高橋千鶴子(東北)、塩川鉄也(北関東)、笠井亮(東京)、志位和夫(南関東)、佐々木憲昭(東海)、石井郁子、穀田恵二、吉井英勝(以上近畿)、赤嶺政賢(九州・沖縄)の各氏。二百七十五人が立候補した小選挙区の総得票は四百九十三万七千票(7・3%)で、三百選挙区にすべて立候補してたたかった前回の四百八十三万七千票(得票率8・1%)を上回りました。
自民党は、小選挙区、比例合わせ二百九十六議席を獲得。公明党を合わせた与党では衆院の総議席の三分の二(三百二十)を超える三百二十七議席となりました。公明党は「完勝」を目標に自民候補にも「比例は公明に」と運動を求めましたが、公示前より三議席(小選挙区一、比例二)減らしました。