2005年9月8日(木)「しんぶん赤旗」

広がる台風被害

山陽道崩落 2人死亡

山口・岩国 1人不明、党市議現地へ


 九州に深いつめ跡を残した台風14号は七日、ゆっくり北東に移動、被害範囲はさらに広がりました。豪雨、暴風の猛威は収まらず、河川増水、土砂崩れが相次ぎました。


 七日午前一時ごろ、山口県岩国市廿木で山陽自動車道の盛り土が崩れ、近くの民家二棟が押しつぶされました。岩国署などは七日夕までに、このうちの一棟の農業山近重秋さん(70)宅から男女二人の遺体を発見。重秋さんと妻のフミイさん(65)と確認されました。隣家の小林諒さん(81)は行方不明になっています。

 日本共産党の山田泰之市議は同日、現地に駆けつけ、関係者を見舞いました。「錦川沿いに浸水被害が出ている。南河内や北河内では、避難所となっていた中学校が腰まで水につかった。道路も寸断されており、急いで復旧をはかるよう働きかけていきたい」と話しています。

 現場は、盛り土部分が長さ約五十メートル、幅約十三メートルにわたって崩落。小林さん宅には妻の幸子さん(78)もいましたが、同四時すぎに救出されました。


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