2005年9月4日(日)「しんぶん赤旗」
女性9条の会発足
一人ひとりが守っていこう
大阪
「おおさか女性9条のつどい」が三日、大阪市北区の中之島中央公会堂で開かれ、会場いっぱいの千二百人が参加、「おおさか女性9条の会」発足のアピールが拍手で採択されました。
「つどい」では、音楽評論家の湯川れい子さんが「音楽から見えてくる平和・平等〜私にとっての憲法」と題して講演、代表よびかけ人(十五人)のうち石田法子さん(弁護士)、小山乃里子さん(ラジオタレント)、新屋英子さん(女優)、竹中恵美子さん(大阪市立大学名誉教授)、辻加代さん(大阪YWCA会長)、津村明子さん(大阪府生活共同組合連合会会長)、平山栄子さん(宗教者・天理教)、森屋裕子さん(世界女性会議ネットワーク関西世話人)、渡辺和恵さん(弁護士)の九人がそれぞれあいさつしました。
湯川さんは、戦死した兄が口ずさんでいたのがアメリカの音楽だったことを後で知り、モダンジャズなどの音楽を夢中で聞いた思い出を話しました。「正しい戦争なんてない。アジアの友人が『九条捨てたら日本に対する不信感が生まれる』と言った。九条はアジアに対するごめんなさいだった。ひとりひとりが憲法九条を守っていこう」と語りかけました。
参加者は「湯川さんの『音楽は命の根源』という話に感動、よびかけ人の発言も大変印象的でした」と話しました。