2005年8月24日(水)「しんぶん赤旗」
小泉首相の反対派つぶし
「まるでサムライ映画」
“刺客”に“女暗殺者”
■仏紙報道
仏紙ルモンド二十三日付は、小泉首相が自民党の反対派つぶしにさまざまな対立候補者を立てていることについて「まるでサムライ映画だ」と報じました。
東京駐在のフィリップ・ポンス記者によるこの記事は、「ニュース解説者の話は“刺客”“女暗殺者”などサムライ映画のようだ。混乱に陥っている保守陣営は、テレビカメラをひきつける人物をかき集めている」と、その異様さを伝えました。
「こっけいで悲壮。陰謀、裏切りあり。自民党が陥っている乱闘は、一回り小さくしたシェイクスピア劇のようだ」と皮肉り、「小泉首相が仲間に仕掛けた“殺りく”から自民党は無傷で抜け出すことはできない」と述べました。
また、「いまのところ小泉人気は高いが、風はすぐに変わりうると専門家は強調している。“刺客”攻勢は支持基盤を掘り崩す恐れがある」と解説しています。